【DraftSight-N3】寸法 中心マーク・直径・半径
寸法
中心マーク(コマンド:CenterMark)
中心マークは円や円弧の中心に十字マークを書きます。コマンド実行後は「カーブエンティティを指定」となります。
上記の様に円、あるいは円弧の中心に中心マークが書かれますが、中心マーク自体は単純な線分で書かれているだけです。また中心マークはXYとも長さが2.5mmで書かれています。指定する円や円弧の大きさによって変わるものでは無く、固定値になっています。正直このままでは使いどころがありません。ここで「SetRDmCM」というコマンドを使って中心マークの長さの変更が出来ます。
ただし幾ら数値が変更出来ても円や円弧に対して都度変更していては手間になってしまいますが、「SetRDmCM」の数値をマイナスで入力する事で、円や円弧の大きさに対して入力した数値の「マイナスを除いた数値分」だけ付け足されて中心マークが書かれます。例えば「SetRDmCM」を「-5」として中心マークを書くと以下の様になります。
「SetRDmCM」を使用せずに設定する場合はオプションの作図スタイル内、寸法の半径/直径寸法の項目で設定します。サイズはプラス数値で入力し「中心線どおり」を選択します。
直径(コマンド:DiameterDimension)
直径寸法は円や円弧に直径を示す寸法線を記入します。中心マークと同様にコマンド実行後は「カーブエンティティを指定」となります。
また上記「中心マーク」を同時に記入する事が出来ます。オプションの作図スタイル内、寸法のフィット/その他のオプションで「補助線の間に寸法線」のチェックを外します。書かれる中心マークは中心マークでの設定が適用されます。
製図上の円への寸法の入れ方は複数あります。DraftSightではオプションで色々設定が出来るのですが、希望通りの記入が出来る様に設定するのは大変です。
作図スタイル内、寸法のフィット以下の項目で設定しますが、そもそも各設定項目の意味が分からないというか、通じないというか。
直径寸法のコマンドを実行してカーブエンティティを指定すると、角度(コマンド:A)、注釈(コマンド:N)、テキスト(コマンド:T)の指定が出来ます。角度は寸法文字の回転、注釈はスタイルを含めた寸法文字の変更、テキストは寸法文字の内容のみの変更を行う事が出来ます。
半径(コマンド:RadiusDimension)
半径寸法は円や円弧に半径を示す寸法を記入します。これまでと同様にコマンド実行後は「カーブエンティティを指定」になります。
半径寸法を記入する際に中心マークも同時に記入する方法や、カーブエンティティを指定した際の角度、注記、テキストのオプションは直径寸法と同じです。